保育所用のお昼寝ふとん、ご注文ありがとうございました。
お子様から「気持ちぃ~」と言ってもらえるような、ふとん作りを心がけております。
さて、本日はちょっと難しいお昼寝ふとんを作成しました。
お母ぁさまから「保育所からの要望で、収納に困るので畳んだ状態で10センチ以下にしてほしい。
しかし、すぐにペチャンコになっては子供がかわいそう。」
このような、ご要望でした。
出来たてのふとんはフカフカなので、かさばってしまいます。
使っているうちに沈み込んでくるんです。
しかし、収納場所があまりない保育所では厚い布団はご迷惑なのでしょう。
ネット通販のお昼寝ふとんは綿わたでも薄く作っています。
このような保育所のことを考えてなのでしょう。
先月、3枚ほど、ネットのお昼寝ふとんを打ち直しして厚くしてほしいというご依頼を受けました。
やはり、1年ほど使うとつぶれてペチャンコになってしまいます。
綿わたですから、太陽の下でおもいっきり干していただければフックラするのですが、
乾燥屋さんが月に1,2回来るだけではあまりフックラしません。
こちらのお母ぁさまも、おそらくこの事を気になさって、当店にお電話いただいたのでしょう、
綴じを多くすれば何とかなるだろう。と考えお受けしました。
当店、基本のお昼寝ふとんは綿混わた、サイズは120×70なので 6.5枚(2.5㎏ぐらい)
(綿100%でもお作りしますよ)
先月預かったネットのふとんは全部、120×70で綿100%のワタが1.0㎏~1.2kg
うちは、その倍以上の量で、尚且つフカフカする綿混わたで作ります。
(すぐにペチャンコにならないためです)
これが、当店の通常の厚さです。
横から見ると、これで10㎝は超えてしまう。
アウトッ!
そこで、綴じをたくさん、これでもかってします。
体育マットじゃないぞ。
腰が痛いのでフカフカさせないでという大人用に、このように作ることもあります。
横から見るとこんな感じ。
う~ん、2センチオーバー。
ならば奥の手。
この状態で一晩寝かせましょう。
明日の朝には、もう少しへこむでしょう。
保育所の先生方、釈迦に説法ですが、乳幼児の必要睡眠時間は12~14時間です。
夜一度にとれないために、お昼寝をします。
乳幼児のお昼寝は仮眠ではありません。必要な睡眠時間の一部です。
本睡眠でペラペラの敷ふとんに眠ることを想像なさってみてください。
スペースの問題、充分わかります。
しかし、健康な体作りに不可欠なのが質の良い睡眠でもあります。
その子に合った睡眠スタイルがあります。
子供によって睡眠のリズム、生活スタイルも違い、大変とは思いますが、
そのことを考慮の上、寛大な対応をお願い申し上げます。
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